テスト期間中のスクールカウンセラー

室長ブログ

 中学校の期末テスト期間。朝の3時間でテストを終え、生徒は帰宅。普段の昼食時間は、給食指導の為職員室は、ガラガラだが、今日は誰もが席に戻っている。持参のお弁当を食べている先生や、早速採点に勤しんでいる先生もいる。

普段はあまり見られないおしゃべりに夢中の先生もいる。

 給食もなく、生徒もいない職員室は、いつもと違う喧騒さだ。欠席をした生徒への家庭連絡の電話だろう、「明日は、待っているよ」と、電話を置かれた。

 職員室に居るだけで、先生方の仕事ぶりや人間関係、生徒の問題など、学校の課題が見えてくる。

 

 テストの日は、生徒も午前中に帰宅し、面談の相談もほとんどない。カウンセラーとしての普段の業務(カウンセリング)は、無い。

 カウンセラーは、年間勤務日数が決まっている。その為、昨年の勤務校では、テスト期間中の出勤を止められた。「来なくてよい」と言われたから、それ以上は、何も言わなかったが、しかし、この期間しかできないことがある。

 

 カウンセラーにとって、テスト期間は絶好の情報収集のチャンスだ。

 普段欠席がちな生徒も、定期テストだけは受験しに来るというケースが多い。つまり、普段は欠席していて、姿かたちも見えない生徒に出会う絶好のチャンスなのだ。

 そして、テスト期間中は、席順もクラス名簿順に着席している。(答案用紙を回収するにあたって出席順に集めるため。)

 テスト中に教室を覗き、学級名簿を手にして、生徒を確認していった。こうして、今日は、普段会えない7名の生徒を確認することができた。

 生徒の雰囲気や、表情、テストに取り組む姿勢に接して、今後のカウンセリングに生かして行きたい。

 

 

 

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