テスト期間中のスクールカウンセラー
室長ブログ
2022.6.23
中学校の期末テスト期間。朝の3時間でテストを終え、生徒は帰宅。普段の昼食時間は、給食指導の為職員室は、ガラガラだが、今日は誰もが席に戻っている。持参のお弁当を食べている先生や、早速採点に勤しんでいる先生もいる。
普段はあまり見られないおしゃべりに夢中の先生もいる。
給食もなく、生徒もいない職員室は、いつもと違う喧騒さだ。欠席をした生徒への家庭連絡の電話だろう、「明日は、待っているよ」と、電話を置かれた。
職員室に居るだけで、先生方の仕事ぶりや人間関係、生徒の問題など、学校の課題が見えてくる。
テストの日は、生徒も午前中に帰宅し、面談の相談もほとんどない。カウンセラーとしての普段の業務(カウンセリング)は、無い。
カウンセラーは、年間勤務日数が決まっている。その為、昨年の勤務校では、テスト期間中の出勤を止められた。「来なくてよい」と言われたから、それ以上は、何も言わなかったが、しかし、この期間しかできないことがある。
カウンセラーにとって、テスト期間は絶好の情報収集のチャンスだ。
普段欠席がちな生徒も、定期テストだけは受験しに来るというケースが多い。つまり、普段は欠席していて、姿かたちも見えない生徒に出会う絶好のチャンスなのだ。
そして、テスト期間中は、席順もクラス名簿順に着席している。(答案用紙を回収するにあたって出席順に集めるため。)
テスト中に教室を覗き、学級名簿を手にして、生徒を確認していった。こうして、今日は、普段会えない7名の生徒を確認することができた。
生徒の雰囲気や、表情、テストに取り組む姿勢に接して、今後のカウンセリングに生かして行きたい。