カウンセリング事例 小学校教員

室長ブログ

 小学校教員 50代男性教員 C先生。

 最初のカウンセリングでは、「夜、寝付けない、昼間、緊張すると身体がこわばるり冷汗が出る、血液検査等では異常はない。」との事だった。

 

 内科的所見では、異状は無いとの事だったので、緊張に伴う身体反応と考え、リラクゼーションを試みた。日常生活の中でも取り組める、呼吸法や筋弛緩法を実施した。

 「少し、楽になった気がする」と前向きに取り組んでいただいた。

 

 後日、「今回は息子のことで相談です」と切り出された。30代のご長男は、大学を卒業後、大企業に就職され、成果もあげておられたが、昨年夏頃、適応障害と診断され休職中とのこと。年度末になり、来年度に、復職するのか、休職を続けるか、それとも転職した方が良いのか、との相談であった。

 

 「ご本人はどう話されているのですか?」と尋ねると、「仕事の事になると口を閉ざしてしまう」とのご返事。

 「親が決めてしまうと、結果が上手くいかないと、問題が更に難しくなります。ご本人から、結論を出されるまで見守ってあげましょう」と話した。

 

 部屋に閉じこもりがちであったが、最近は、食事はご両親と一緒に摂るようになり、「仕事以外の事なら話をするようになった」との報告があった。もう暫く休職を続けるとの結論をだされたようだ。

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